マンハッタンの片隅の、気さくな学際交流会

【12月】勉強会開催

2019年12月14日 16:00

12月14日 (土)、吉見 昭秀さん[Memorial Sloan Kettering Cancer Center]より、[スプライシングからがんを見る]と題してご講演を賜りました。吉見さん、御研究テーマである白血病に関する重要な知識の概要に続き、世界最高峰のJournalであるNEJM(2013)に掲載されたTCGAからの報告内容をひっくり返すようなDNA-seqで見過ごされたスプライシング異常に関する御発見、そしてその治療応用に向けた病態モデルの作成、薬剤開発まで一連の研究成果を御講演頂きありがとうございました。さらにNatureへの投稿プロセスから学ばれた教訓もシェア頂き、研究者の皆様には一層刺激的な時間となったかと思います。
来年より国立がんセンターへポジションを移されるとのことですが、益々の御研究の発展と御活躍を心から祈念しております。素晴らしい御講演をありがとうございました。

本年最後のJASSも無事に終えることができました。幹事を代表し、今年も御講演者の皆様、御参加者の皆様に心から御礼申し上げます。
バックグラウンドが様々な方々と、各領域のScienceをテーマにディスカッションさせて頂けることは特別な時間です。その御質問内容や会の前後でのお話しを伺いながら、皆様の好奇心やお人柄に研究者として大変刺激を頂いてきました。
こうした好奇心による繋がりで得られたネットワークから、将来の共同研究やBig projectが出来たら面白いのだろうな、と一幹事として夢を描いていたりします。

先のメーリングリストの通り、来年は幹事の移動があり、まだ不透明ですが、4名以上で幹事運営が出来る限り今年と同様にJASSを継続していきたいと思います。

今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。