マンハッタンの片隅の、気さくな学際交流会

【12月】JMSA-JASS合同企画・キャリアサポートセミナー第二弾開催

2020年12月19日 13:00
12月19日(土)にJMSA-JASS合同企画・キャリサポートセミナー第二弾としてコロンビア大学Assistant Professorの矢澤真幸先生にジョブハンティングのお話をしていただきました。ご自身の経験からジョブハンティングする側と現在ファカルティとして採用に関わる側として、双方の観点から貴重なお話を伺うことができました。三時間半に渡り、講演と参加者の質問に丁寧に答えていただいた、講演者の矢澤真幸先生に心より感謝いたします。
これからもJASSは勉強会として知見を共有できる機会を提供していきますが、アメリカで頑張る研究者のキャリアップに役立てる機会も提供していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
●NY 12/19(土)13:00-
@Zoom
矢澤 真幸 さん
[Assistant Professor, Columbia Stem Cell Initiative, Dept of Rehabilitation and Regenerative Medicine, Pharmacology, Columbia University]

【米国大学PIポジション獲得体験談とその後】

米国で研究をしている99%の日本人ポスドクが日本へ帰国すると考えられています。ポスドクの仕事もまとまり「さあ、米国で独立したい」と思っても参考になる資料や先人達はごくわずかです。ネット上でもあまり有益な情報も集まりません。本セミナーでは、2007年10月からスタンフォードでポスドクになり、2011年に米国でジョブハントスタート、47の公募に応募、11のインタビューを受け、6のオファーをもらい、結局2013年1月からコロンビア大に行くことになった経緯をご紹介します。これは成功体験談というより、「あの時ああしておけばよかった。。。」という後悔の念もまた多く含まれています。今となってはPIのリクルートに関わることも多く、9年前に「えらい勘違い・ミスをしていたな。。。」と今でも恥ずかしい思いがぶり返してきます。今後米国でジョブ探しをする予定の方だけでなく留学されたばかりの方にも、今後の研究や進路を考える上で本セミナーが有益なものになればと願っています。また、トークは一方通行にならないように、質疑応答に可能な限り時間を使いたいと考えています。